会社概要
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国産ショウガに加え、ブラックジンジャーとマンゴージンジャーの供給開始

 (有)備南食研(広島県福山市)では、国内外の各種ショウガ素材の原料供給を展開している。同社が取り扱うのは、高知県産の黄金ショウガ・土佐一ショウガ・三州ショウガ、四万十産の土佐一ショウガの粉末。ショウガ特有の有用成分「ジンゲロール」を15.660ppm、「ショウガオール」を3.060ppm含有している(高知工科大学分析)。健康食品や一般食品用途で提案しており、業務用は200メッシュの微粉末を1kg×10袋入りで販売する。
 今秋からは、タイ産「ブラックジンジャー」(200メッシュ微粉末)の原料供給も開始した。同素材は、クラチャイダムとも呼ばれ、豊富なアントシアニンなどのポリフェノール、アルギニンなどのアミノ酸をはじめ、セレンなど各種ミネラルも含有。現地では1000年以上も前から滋養強壮、精力増進、血行促進などに有効な素材として利用されてきた。日本では、同じショウガ科のウコンと比較して、切り口が深い紫色をしていることから、「黒ウコン」とも呼ばれ、最近商品化が進んでいる。
 さらに今月からは、インド産「マンゴージンジャー」(200メッシュ微粉末)の原料供給も開始する。同素材は、ショウガ科のハーブで、根茎が橙色で生マンゴーのような芳香を放つことから、この呼び名がついた。原産国のインドでは、根茎がピクルスや薬味として食されている。脂肪分解促進や脂肪蓄積抑制などが確認されており、メタボ対策やダイエット素材として近年注目されている。現在サンプルワークも実施中だ。

2012年12月20日 健康産業新聞掲載

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リサイクル型エコ素材のタマネギなど数々と

リサイクル型のエコ素材では、魚骨や貝殻、卵殻由来のカルシウム、カニやエビの甲羅から得られるキチン・キトサン、魚鱗や皮から得られるコラーゲン、泡盛の製造時に出る副産物をベースに開発されたもろみ酢など多くの機能性素材が開発され、ヒット素材も産まれている。最近の動きでは、タマネギの外皮や栗の渋皮などから、抗酸化成分のポリフェノール類をはじめ有用成分を発見、健康食品や化粧品素材として開発する動きが活発化している。
 備南食研では、タマネギ外皮に含まれる血圧降下作用のあるポリフェノール化合物の一種「ケルセチン」を100g中1,100mg含有する外皮粉末の供給を展開。
 その他にも備南食研では、薩摩焼酎の製造過程で出る副産物がアミノ酸を高含有していること、さらに美容素材のセラミドを含有していることを発見。「薩摩焼酎もろみ粉末」として、このほど健康食品・化粧品素材として供給を開始した。
 健康産業の拡大とともに、地域特産品およびその副産物から開発された機能性素材が、特産品のブランドイメージの向上や高付加価値化にも繋がることから、最近では自治体レベルで積極的な支援を行う動きが広がっている。さらに国民のエコ意識が高まる中、未利用資源を有効活用することで”循環型社会”の構築の一端を担っている点もエコ素材の開発を後押しする原動力となっている。

2009年7月15日 健康産業新聞掲載

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タマネギ外皮や薩摩焼酎粕から、機能性素材を開発

 (有)備南食研は、食材丸ごとおよび、そこから得られる産物の研究を通じ、健康・美容に有効な機能性素材を開発する事業を展開。昨年10月には、淡路島産や北海道など国産タマネギの外皮を微粉末化(JIS200メッシュ90%以上)した機能性素材を開発し、現在拡販に注力している。同素材は、ポリフェノール化合物のケルセチンを1,100mg(100g中)含有しているのが特長。安全性の各試験もクリアしている。現在は生協ルートで粉末単品商品が好調、さらに健食メーカーへの供給も進んでいる。今後はドレッシングやスープ、タレ、ミックス粉等、調味料副原料として機能性と美味しさを追求した商品の開発も視野に入れている。  また、鹿児島県産のサツマイモから薩摩焼酎を製造する研究も展開。焼酎粕がアミノ酸、特にロイシン、イソロイシン、バリンなどを高含有していること、キシロオリゴ糖、フィトステロール、グルコシルセラミドを含有していることをこのほど解明。鹿児島県産サツマイモ由来セラミド含有「薩摩焼酎もろみ粉末」として、健康・美容食品、化粧品素材として供給していく。10月の「食品開発展2009」にも出店し、これら素材をアピールする。

2009年7月15日 健康産業新聞掲載

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ケルセチン1,100mg含有 国産タマネギ外皮粉末の原料供給を開始

 (有)備南食研究はこのほど、ポリフェノール化合物のケルセチンを1,100mg(乾物100g中)含有する国産タマネギの外皮粉末の原料供給を開始した。10kg入り/ケースとして販売していく。同素材は、淡路島産や北海道産など国産タマネギの外皮100%を微粉末化(JIS200メッシュ90%以上)したもの。各種成分分析検査で残留農薬、重金属、ヒ素等の有害物質をクリア、衛生規格でも一般生菌3,000個/g以下、耐熱生菌数200個/以下、大腸菌群陰性と、安全性に優れていることが確認されている。  同社では、打錠カプセル、小袋小分け用、お茶用など健康食品用途のほか、味が濃く、旨味、香りの点で調味料やスープ、ドレッシングなど一般食品向けに、付加価値を持つ機能性素材としての活用も提案していく。 「100%国産にこだわっており、原料のトレースも可能。安心・安全を求める消費者ニーズに応えられる機能性素材だ」(有水氏)としており、健食メーカーや一般食品メーカーなどを対象に、拡販に注力していく。

2009年5月6日 健康産業新聞

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高濃度ジンゲロール含有 高知県産生姜粉末、原料販売開始

 (有)備南食研はこのほど、高知県産生姜を使用した高濃度ジンゲロール含有生姜粉末の原料販売を開始した。近年、国産生姜は生鮮野菜としても需要が高く、健康食品市場では、一部の通販メーカーが商品販売を行っているものの、原料としての粉末は商品企画に見合う価格での流通が難しい状況にある。備南食研では、高知県の大手生姜メーカーである(株)坂田信夫商店と提携し、坂田信夫商店が管理する専用圃場で栽培された金時生姜、黄金生姜を使用することで、健康食品の原料として商品企画が可能な価格帯で販売が可能になったという。  生姜には強い抗酸化作用や殺菌作用があり、食欲増進や消化吸収、食中毒予防などの効果もあるとされている。特に生姜の辛味成分であるジンゲロールに関しては、脂肪分解を促進する研究結果が報告されており、メタボリックシンドロームや生活習慣病の予防効果も期待できる。同社が販売する原料は、生姜の持つ特有成分をできるだけ逃がさないよう、気流循環式の特殊な乾燥方法で製造しており、乾物当たり約11,000ppm強の高濃度のジンゲロールを含有している。錠剤、カプセルタイプの健康食品のほか、菓子や飲料、調味料など、さまざまな用途で提案する。形状は生姜100%の微粉末(JIS200メッシュ90%以上)、1kg×10袋入り。1kgからの販売も可能。

2007年11月21日 健康産業新聞

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ワイン造りの産物、ブドウ皮ハーブ茶 三次ワイナリーが販売

ワイン造りの過程で出るブドウの皮や種を使ったハーブ茶が、三次市の広島三次ワイナリーで販売されている。福山市の備南食研が、果実の搾りかすに含まれるポリフェノールなどを生かそうと開発。三種のハーブと配合し、香り高く、さわやかな酸味のきいた飲み物に仕上げている。  主原料は、専用の畑で育てたメルローを赤ワイン用に発酵させ、果汁を搾ったあとの皮や種。これまで畑の肥料に使っていたが、育用成分に着目した備南食研が昨冬から試作を重ねた。ローズヒップ、レモングラス、ハイビスカスを混ぜ、鮮やかなワイン色の「赤いティータイム」を生み出した。  好みではちみつを垂らしてホット、アイスの茶として飲むのはもちろん、焼酎にもよく合うという。同ワイナリーの山縣隆支配人は「ほのかな香りが仕込み時期を思い出させる。休憩時間にさっぱりとした味でくつろいでほしい」と薦めている。  ティーバッグ十個入りで630円。備南食研の営業担当の有水育穂さんは「ポリフェノールの多い皮や種を新しくよみがえらせるのがメリット。今後は、健康酢などの商品化にも取り組みたい」と意気込んでいる。(衣川圭)

2007年5月8日 中国新聞掲載

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