ブラックジンジャー粉末について
1.ブラックジンジャーとは


 ブラックジンジャーはショウガ科のKaempferia属に属する植物で、同じ
ショウガ科に属する生姜やウコンとは類縁ですが属を異にしています(図1)。
その根はタイで古来より食用・薬用に用いられてきました。タイではブラック
ジンジャーの根はクラチャイダムの名で親しまれています。


[図1]ブラックジンジャーの植物分類学上の位置付け



[図2]ラットのマクロファージからの一酸化窒素遊離抑制作用を示したメトキシフラボン誘導体の化学構造

 ブラックジンジャーの根の利用法としては食用の他に薬用酒、チンキ(エタノール
抽出物)として鎮痛剤、消化器不調の改善、痛風、膿瘍の治療に用いてきました。

2.ブラックジンジャーの根の機能性


 ブラックジンジャーの機能性については近年、タイの研究者が精力的に研究を
行なっています。ブラックジンジャーの根には複数のフラボノイド化合物が含まれ、
これらの生理作用が明らかにされつつあるのが現状です(図2)。
 ブラックジンジャーの根の成分の生理活性として現在までに知られているものには、
・ピロリ菌の胃粘膜細胞への侵入防止
・抗炎症作用
・抗ガン作用
等があります。

3.ブラックジンジャーの根の粉末製品


 弊社はタイから輸入した乾燥ブラックジンジャーの根(写真1,2)を健康食品、
機能性食品に利用し易いように微粉砕した粉末製品としました。打錠、カプセル、
練り込み等での新製品開発に御利用いただければと思います。

ブラックジンジャー畑
[写真1]ブラックジンジャーのタイの農場での栽培風景

ブラックジンジャー粉末
[写真2]タイ産ブラックジンジャーの根のスライス乾燥品(粉砕前)

4.製品規格の概要


・性状:茶色~濃褐色の微粉末
・粒度:200メッシュパス
・水分:10%以下
・荷姿:1Kg×10袋(PE)・カートン梱包
なお、詳細を御所望の方には別途、詳しい資料を差し上げます。

ブラックジンジャー粉末に含まれるアミノ酸量(分析例)

(比較対照品:生姜粉末(当社商品))
ブラックジンジャー粉末に含まれるアミノ酸量
 ブラックジンジャー粉末には、生姜粉末と比較してアミノ酸が豊富に含まれています。
 このグラフから、疲労回復に効果があるといわれている、アルギニン,アスパラギン酸,
グルタミン酸が特に多く含まれていることがわかります。

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製品情報 高知県産生姜粉末ブラックジンジャー粉末生姜粉末関連商品
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